子どもたちの暮らし

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江戸川つむぎの家はこんなところ

  • 子どものことを大切にする支援

    守られるべき存在である子どもたちのことを大切にし、人権擁護やさまざまなことに挑戦する環境を整えます。当たり前の生活を保障し、自分らしく将来に向かって歩めるよう日々の声掛けや工夫を行っています。

  • 少人数で家庭的な生活環境

    各グループの定員は6名、居室は個室となっています。少人数かつ家庭的な生活環境で生活することにより、日々「大切にされている」と実感できたり、将来自分が家庭を持つときのことをイメージしたりすることができるようにしています。

  • 子どもを丁寧に見る建物構造

    職員部屋やキッチンからリビングや玄関を見渡すことができ、子どもが帰宅した時の表情やしぐさ等の細かい様子も見える構造になっています。そのため、普段との小さな変化に気づき、声をかけることができます。

江戸川つむぎの家の一日

  • 起床・朝食

    「おはよう!」の声かけで目を覚まし、子ども達の1日が始まります。パッと目を覚ます子もいれば、眠たそうにしている子もいます。職員さんが作った朝食を摂れば元気いっぱいです。


  • 登校・登園

    「いってきまーす!」と元気な声が江戸川つむぎの家の玄関に響きます。登校前の様子に変わりがないか、職員さんも気になるところです。職員さんに見送られ、子ども達は笑顔で登校!


  • 下校

    小さい子から順番に帰ってきます。各グループに入る前に、事務室にいる職員さんにも顔を見せ、1日の頑張りを沢山褒めてもらいます。中高生になると部活動やアルバイト後の帰宅です。


  • 宿題・おやつ・あそび

    宿題。おやつ。友達や職員さんと外遊び。
    宿題を終わらせ、夕飯までの楽しい時間の始まり!「今日は何して遊ぼうかな~?」
    休日には時には遠出をしたり、映画鑑賞等もします。


  • 夕食

    「今日は〇〇だったよ」「これまた作って!」と会話をしながら食卓を囲み、職員さんが作った温かいご飯を食べます。
    「食事は楽しい」と思えるように、日々職員さんも工夫を凝らしています。


  • 入浴・学習・団らん

    お風呂でのんびりする子もいれば、テストに向けて学習する子も。もちろん、リビングでテレビやゲームをしてワイワイ過ごす子もいます。1日の終わりは皆でのんびり過ごします。


  • 就寝

    絵本を読んだり、話をしたり…。眠る前の時間はとっても特別。子ども達は安心して眠りにつきます。職員さんは子ども達が寝てからが勝負!朝食準備や事務作業に取り掛かります。

年間の主な行事

  • 1月

    新年顔合わせ・カルタ大会

    皆で揃って新年のご挨拶。その後はカルタで大盛り上がりです!

  • 2月

    豆まき

    「鬼はー外!福はー内!」数え年の数だけ豆も食べるし、もちろん恵方巻も頬張って食べます。

  • 3月

    ひなまつり行事・バスハイク・卒園生お別れ会

    お別れ会では、卒園のお祝いと旅立ちの応援をし、卒園生を送り出します。

  • 4月

    入進学セレモニー

    子ども達の入学や進級のお祝いの日です。みんなの前で目標を発表します。

  • 5月

    子どもの日、GW

    映画鑑賞、山登り、BBQ、都内散策…。子ども達の「ここにいきたい!」が詰まった楽しい外出。

  • 6月

    防災訓練

    防災館での防災学習や全体での防災訓練を実施し、子ども達と一緒に災害について学びます。

  • 7月

    七夕行事

    願いを書いた短冊を飾って、七夕パーティー。

  • 8月

    夏休み(キャンプ、旅行)

    興津やキャンプ、グループ旅行と楽しいが満載な8月。子どもも職員さんも日焼けで真っ黒。

  • 9月

    お月見

    お団子を作って、月を眺めます。

  • 10月

    ハロウィンパーティ

    グループごとにハッピーハロウィン!美味しいご飯も楽しみです。

  • 11月

    高齢児研修

    中高生はいつか来る自立の時のために、2日間じっくり将来について考えます。

  • 12月

    クリスマス

    皆大好き、クリスマス!今年のプレゼントは何かな~?

虐待によって失われる子どもの命をなくすために

2010(平成22)年、江戸川区にて両親の虐待により7歳の男の子が命を落とした事件がありました。江戸川区ではその痛ましい事件を受け、どこよりも早く児童相談所、乳児院、児童養護施設を設置し、子どもの権利条例の制定もあり、区全体で子どもたちを守るという強い意志があります。
私たち、江戸川つむぎの家も二度と虐待等の不適切な関わりで命を落とす子どもたちを出さないためにも入所してくる子どもたちの安心・安全な生活を保障し、いかなる時も丁寧に支援していきます。

全国の児童虐待相談件数は2019年の時点で約19万件。この数字は年々増加傾向にあります。虐待等の不適切な関わりが子どもに与える傷は大人の私たちが想像を絶するほどであり、児童養護施設に入所してくる子どもたちは、簡単に癒えることのない心の傷を負っています。

子どもたちに必要なことは、まずは「安心・安全な生活」です。温かいご飯、プライベートが確保された生活空間、温かい布団や温かいお風呂等、子どもたちにとって当たり前の生活を送る。さらに、信頼できる大人と一緒に生活を送ることこそ、子どもたちが未来をつむぐ第一歩になります。その一歩を踏み出せるような居場所であることができるよう、常に子どもたちのことを大切に思い、支援することが基本です。